2003年07月15日(火) 07時09分

カー用品ＰＬ訴訟　原告とメーカー和解　仙台高裁（河北新報）

　車の凍結防止のためフロントガラスを覆うビニールカバーの金属製フックが突然外れて目に当たり、視力低下などの障害を負った仙台市青葉区の洋菓子製造業の男性（５４）が、製造元の日用品製造販売会社「サンピット」（現サンコーテリア、和歌山県海南市）に約４０８０万円の損害賠償を求めた訴訟が１４日、同社が和解金２５００万円を支払うことで仙台高裁で和解した。

　仙台地裁判決によると、男性は１９９９年１月、自宅駐車場で、車を覆うカバーの固定具合を確認するため、フックとカバーを結ぶゴムひもを触った際、フックが外れ、左目に刺さった。
　地裁は２００１年４月の判決で、製造物責任（ＰＬ）法に基づき、製品の欠陥を認め、約２８５０万円を支払うよう同社に命じたが、同社が控訴した。
[河北新報 2003年07月15日]（河北新報）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000011-khk-toh