2003年07月15日(火) 18時47分
ヤミ金口座を強制解約 UFJ銀の72支店(共同通信)
UFJ銀行は15日までに、偽造の健康保険証を本人確認に使って開設された166口座を強制解約した。口座は東京都内の72支店にあり、ヤミ金融業者が融資金を回収するために利用した疑いが強いという。
UFJ銀行によると、ことし3月、ヤミ金融問題に取り組む弁護士から、業者が返済資金を振り込ませている口座があるとの指摘があり、行内で調査した。
その結果、東京都台東区内の賃貸オフィスが住所地になっている口座が多数存在することが判明。本人確認に使われた健康保険証の被保険者番号が、実在しないことが分かった。
同行は、口座の名義人に本人確認のため来店を求める文書を送ったが、反応はなく、5月に計166口座を強制解約した。
資金の流れを調べると、不特定多数の個人から入金があるほか、まとまって引き出されるなど不自然な動きがあり、ヤミ金融業者の口座だった可能性が高い。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000175-kyodo-soci