2003年07月14日(月) 11時24分
MTCI会長に懲役2年 「投資者の信頼裏切った」(共同通信)
公募増資を有利に進めるため決算を粉飾し虚偽の事実を公表したとして、証券取引法違反などの罪に問われたインターネット接続仲介会社「エムティーシーアイ」(東京)会長早川優被告(52)の判決で、東京地裁は14日、懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。
判決理由で八木正一裁判長は「巧妙な手口で、投資者の信頼を裏切り多大な損害を与えた責任は重い」と述べた。早川被告は起訴事実を全面的に認めていた。
判決によると、早川被告は1999年、MTCIの借入金を隠すため、うその財務内容を記載した有価証券報告書を関東財務局に提出。さらに同年、一般投資家を集めて開催したセミナーで「無借金経営を貫いている」などと虚偽の事実を公表し、公募増資で約24億円を調達した。(共同通信)
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