2003年07月13日(日) 20時09分
手製爆弾が爆発、33歳の男重体=「ネット見て作った。高校時代いじめに」−福井(時事通信)
13日午前5時25分ごろ、福井市御幸の路上で爆発音がし、人が燃えていると通行人の女性から110番があった。男は服に火がついていたが、女性らが消し止めた。病院に運ばれたが、全身にやけどを負っており重体。付近の店舗ガレージの壁が一部焼けたが、周辺住民らにけがはなかった。
福井署の調べでは、男は同市灯明寺町の無職(33)。ガレージ前に止められた男が乗ってきたとみられる白いライトバンの中に、手製の爆弾のようなものがあった。男は病院に運ばれる際、「インターネットを見て爆弾を作った」と話しており、同署は男が作った爆発物が爆発したとみて、回復を待って爆発物取締罰則違反などの疑いで詳しい事情を聴く。14日には男の自宅を家宅捜索する方針。
調べなどによると、爆発したのは消火器とガソリンのような液体が入ったペットボトルを組み合わせたものとみられ、破片が現場の半径約20メートルに飛び散っていた。車内にも消火器や、消火器とペットボトルを一緒にしたような爆発物が計2セット残っていた。車はレンタカーだった。
男はこの店舗の息子に「高校時代にいじめられた」として、仕返ししようとしたとの趣旨の話をしているというが、店舗側は心当たりはないという。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030713-00000698-jij-soci