2003年07月12日(土) 19時24分
東京ガスと110番通報協定−−墨田、江東区の4署 /東京(毎日新聞)
住宅街をくまなく回るガス検診員の情報を犯罪捜査に生かそうと、本所署など墨田、江東区の4警察署と「東京ガス東部支店」=竜崎恭一支店長=は不審者を発見した際の110番通報に関する協定を結んだ。
両区内でガスの検針や安全点検を担当する職員は約100人。調印式では「住所を正確に伝えるため交通標識や電柱の番号を確認する」など通報の際の注意点を記した携帯用のカードが渡された。同署の浜野勝雄署長は「外国人犯罪、少年非行、暴力団犯罪が治安を揺るがしている。警察官だけでは限りがある」と民間協力への期待を話した。
警視庁は、今年から3年間で犯罪発生件数を10年前の水準に戻すことを目標に掲げ、地元に密着した民間業者との協力態勢を積極的に進めている。同署が協定を結んだのは郵便配達員やバイク宅配便ライダーらに続いて5例目。成城署では愛犬家らの「わんわんパトロール」も活動している。【長谷川豊】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030712-00000007-mai-l13