2003年07月11日(金) 00時00分
県内ネットにも「実名」/長崎誘拐殺人(朝日新聞・)
匿名で悪質な書き込み 長崎市の男児誘拐殺人事件に絡んで補導された中学1年生の「実名」と称する情報が、県内の情報交換を目的とするインターネットの「掲示板」に書き込まれている。97年の神戸児童殺傷事件の折りにも起きている。匿名性を悪用した悪質ないたずらとみられる。
書き込みは9日から始まった。中1少年の学校名や実名と称する情報、少年が写っているとされる写真が掲示板上に掲載されるようになった。
情報が掲載された「掲示板」は日頃、気に入った飲食店情報や県政に関する意見、同じ市町村の出身者同士の雑談など、主に県内や県出身者の人々が自由に書き込みをして、インターネットを通じて秋田の身近な情報を交換している。
少年に関する書き込みは、別のインターネットの掲示板に書き込まれていた情報を転載したものらしい。補導された少年とは全くの別の個人名など、うその情報も多く含まれているが「そんな名前だったのか」との、反響の書き込みもある。
少年法では新聞やその他の出版物で犯罪少年のプライバシーを明かすような記事の掲載を禁止しているが、ネットに関する明確な規定はない。
インターネット問題に詳しい、紀藤正樹弁護士は「少年法はインターネット時代を前提としておらず、事件のたびに同じようなケースが起きて、議論になる。現状では事実上、実名を伏せることは不可能となっている。その前提に立って、犯罪少年がきちんと社会復帰できるような対策を考える時期に来ている」と話している。
(7/11)
http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=4689
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