2003年07月11日(金) 12時12分
Wi-Fi ホットスポット市場が急成長(japan.internet.com)
世界各地で Wi-Fi ホットスポット市場が急成長すると予測する最新レポートが発表された。ホットスポットとは、無線のインターネット接続サービスを不特定多数の利用者に提供している空間のこと。
このレポートは、
AlliedBusinessIntelligence (ABI) が Wi-Fi に関して作成したもの。それよると、ホットスポットの数は、今後5年以内に現在の2万8000か所から20万か所に増えるという。
北米には現在1万2400か所のホットスポットがあるが、アジア太平洋地域では今後数年間にわたり北米より速いペースでホットスポットが増えると、ABI は予測している。このレポートは、対象を、コーヒー店/ファストフード店/空港/駅などに設置された商用ホットスポットに絞っている。
「今後数年間 Wi-Fi 市場が成長するには、いくつかの条件が満たされなければならない。1つ目は、移動体通信事業者間のローミング契約が進むこと。2つ目は、Wi-Fi の価値について消費者を一言で魅了する強いメッセージを示すことだ」と、ABI のワイヤレス市場調査責任者 Tim Shelton 氏は指摘する。
Starbucks (
NASDAQ:SBUX )、
McDonald`s (
NYSE:MCD )、
Borders (
NYSE:BGP ) の全米3チェーンは各店舗に Wi-Fi ホットスポットを設置して、同技術を支持している。
Shelton 氏によると、3社が積極的なのはホットスポットが顧客に付加価値をもたらすと考えているためだいう。ホットスポットからの売上は、今年の5900万ドルから2008年には31億ドルに急増すると同氏は予測している。Wi-Fi ホットスポットの使用料は、時間毎、あるいは日割りないし月割りで課金される。
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