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三社は六月三十日、新システムの設計を一億八千八百万円で落札。設計は本年度に行われ、二〇〇四年夏までに開発の入札がある。開発費用は二十億−三十億円。
新システムは国家公務員約八十万人が対象。給与計算や人事記録の管理が容易になるように、現在異なる各省庁のシステムを共通化し、新たにネットワークで結ぶ。〇五年秋に稼働予定。
各省庁の重要システムは現在、高価な大型コンピューターと独自OSの組み合わせが多い。自民党の調査では、約半数がこうした旧式システムで、年間経費は全体の80%を占めて計七千億円に上り、改善が求められていた。政府や自治体は、安全性やコストからリナックス採用を検討する。同OSに安価なサーバーやパソコンを組み合わせたシステムの導入が進みそうだ。このため、富士通がリナックス対応の自治体向け電子申請システムの発売を決めるなど、IT業界では対応が加速している。
(メモ)リナックス 1991年にフィンランドの大学生が開発した基本ソフト(OS)。設計図が公開され、世界中の技術者が改良に参加することで成長をしてきた。無償で使うことができる。サーバー用のOSとして人気。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030710/mng_____kei_____001.shtml