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厚生労働省は１０日、承認された内容と異なる医療用放射線装置「サイバーナイフ」を販売したなどとして、医療用具輸入販売会社「メディテック」（本社・東京）を薬事法に基づいて１１日から４０日間の業務停止処分にした。承認通りの製品を１台も納入せず、承認外の治療もできると宣伝するなど悪質だとして、健康被害のない事例としては過去最長の業務停止期間を命じた。
厚労省によると、同社は９６年、悪性脳腫瘍（しゅよう）の放射線治療用として米国製のサイバーナイフの輸入販売の承認を取得した。９７年から昨年１１月までに１０台を納入。装置の内容が変わったのに改めて承認を求めなかった。また、カタログなどで承認外の首などの腫瘍も治療でき、将来は内臓のがんなどにも使えるようになると宣伝していた。(07/10 17:09)