2003年07月10日(木) 19時31分
歯磨き指導不十分で虫歯、と歯科医に55万円賠償命令(読売新聞)
歯科医が適切な歯磨き指導をしなかったため虫歯になったとして、東京都世田谷区の女性(24)が、新宿区内の歯科医院を経営する歯科医2人に計410万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。
貝阿弥誠裁判長は「ブラッシング指導が十分に行われていたら、虫歯の発生を防止できた」と述べ、歯科医院側に慰謝料など55万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は1998年からこの歯科医院で、歯に固定器具を装着する矯正治療を始めたが、昨年1月に器具を外したところ、装着か所の前歯4本が虫歯になっていた。貝阿弥裁判長は「歯科医師には、固定器具の周辺を丹念に磨くよう十分に指導しなかった診療契約上の義務違反があった」と認定した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000312-yom-soci