2003年07月10日(木) 18時34分
ドコモ、迷惑メール送信者の契約解除も(ZDNet)
NTTドコモは7月10日、携帯電話から送信される迷惑メールが増加傾向にあることから、迷惑メール送信者の利用を停止するなどの処置を取ることを発表した。従来は警告止まりだった。
従来、携帯電話宛の迷惑メールはインターネットを介してPCから一斉送信される方法が多いと推測されてきた。ところが、各キャリアがドメイン指定受信など、携帯以外からのメールを遮断する手段を提供したことで、携帯電話から迷惑メールを送信する手法が増えてきている。
これへの対策として、ドコモでは、送信元がドコモの携帯電話である場合に限り、一定期間の利用停止を行い、その後さらに迷惑メールを送信した場合は契約を解除する。その契約者名義のすべての携帯電話が対象となるため、高い効果を見込んでいる。
迷惑メール送信者の特定は、ユーザーの情報提供から
迷惑メール送信者の特定は、基本的にユーザーからの情報提供で行われる。
ドコモは、受け取ったメールを転送するだけで情報提供が行えるアドレスを用意しており、ユーザーが迷惑メールを転送すると、ドコモ側でヘッダ情報などを確認し、送信元を特定する。メールの内容が、法令などに違反している場合、警告や利用停止、契約解除などを行う。
迷惑メールの転送先アドレス「imode-meiwaku@nttdocomo.co.jp」は、昨年の5月30日から運用を開始しており、2003年3月31日までに提供された情報は49万通。うち330件の対応が行われたとされているが、内容は警告止まり。今回から、利用停止や契約解除など実効性のある対応が取られることになる。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000030-zdn-sci