2003年07月09日(水) 00時00分
覚えないアダルト情報利用料 相談急増(朝日新聞・)
利用した覚えがない「アダルト情報サービス」利用料の請求はがきなどが届いたという相談が県立消費生活センターや県警に相次いでいる。利用料金や遅延損害金とする金額を明記し、銀行口座に振り込みを求める内容で、同センターは「利用していない人は振り込まないように」と呼びかけている。
三好郡内の自営業の男性(45)宅に4日午後、「支払勧告通知書」と書かれたはがきが届いた。債権回収者を名乗り、アダルト情報サービスの利用料の支払いを促す内容。未納利用料金8千円に加え、延滞損害金や回収代行手数料も列記され、総額2万4150円を指定口座へ入金することを求めている。
末尾には、「放置されますとご自宅まで訪問させて頂き、交通費、人件費を加算して請求させて頂く場合がございます」などという文面が添えられている。3日付の大阪中央郵便局の消印があった。
この男性は「全く身に覚えがない。住所と名前が正確なので気味が悪い」と話している。
県警総合相談センターには7日までに、同じ3日の消印で同様のはがきが来たという相談が31件寄せられている。
一方、県立消費生活センターによると、アダルト情報などの架空請求に関する月間相談件数が4月以降、急増している。3月までは40件前後だったが、4月は62件、5月は117件に。同センターは「集計が終わっていないが、6、7月はさらに増えるのではないか」としている。
同センターの河野美彦所長は「アダルト情報と書いてあるが、インターネットか、有料電話かわからない。身に覚えがなければ支払わないように」と話す。
(7/9)
http://mytown.asahi.com/tokushima/news02.asp?kiji=3351
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