2003年07月08日(火) 20時19分

「おれおれ」詐欺の建設会社役員に懲役３年の実刑判決（読売新聞）

　電話で「おれ、おれ」と息子やおいを装い、高齢の女性たちから現金をだまし取ったなどとして、詐欺と詐欺未遂の罪に問われた建設会社役員・足立義久被告（４８）の判決公判が８日、東京地裁であった。杉山慎治裁判長は「子を思う高齢者の不安感につけ込んだ悪質な犯行」と述べ、懲役３年（求刑・懲役５年）の実刑を言い渡した。

　判決によると、足立被告は昨年１１月から今年２月にかけ、東京都港区や台東区在住の面識のない女性５人（うち４人は７０歳以上）に電話をかけ、「おれだけど、今、やくざに捕まっている。殺されちゃう。早く金を持ってきてくれ」などと依頼。指定場所に現金を持って来させるなどの方法で、３人から計１８００万円をだまし取った。残る２人の女性は警察に届け出たため、犯行は未遂に終わっていた。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030708-00000411-yom-soci