2003年07月08日(火) 14時09分
東証、取引急増でまたシステム障害(読売新聞)
東京証券取引所は8日、取引の急増に伴いシステム障害が発生し、証券会社や報道機関などに配信する東証株価指数(TOPIX)などの相場情報が、最大2分20秒遅れたことを明らかにした。
東証では今月3日にも同様のシステム障害が発生したばかり。
東証によると、障害が発生したのは、日経平均株価(225種)が一時1万円を超えた直後の午前9時15分から22分間。東証のシステムは1分間当たり4860回の株式売買注文を処理する能力があるが、取引開始から注文が集中して限界を上回った。この結果、売買そのものは正常に行われたが、約定した株価やTOPIX、売買注文の状況を示す気配値などを、証券会社やマスコミに配信するのが遅れた。また、証券会社を通じて顧客へ知らせる約定結果の通知も遅延したという。
3日のシステム障害では、最大15分遅れたため、処理能力を1分間当たり200回向上させていたが、今回はその限界も上回った。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030708-00000204-yom-bus_all