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調べによると、文書は「重要」という印鑑が押された切手のない茶封筒に入っており、封をしていない状態で先月二十六日朝に一斉に見つかった。冒頭に「ご入居様各位/振込口座変更のお知らせ」と書かれ、「この度当物件は当社、×××不動産が管理する事になりました。誠に勝手ながらお家賃のお支払い方法・振込口座の変更となります」という内容。文末には「すでにお支払いされた方は本書行き違いの為ご了承ください」などと、もっともらしい表現が使われている。この不動産会社は実在しないことが確認されている。
同署はマンション管理人から通報を受け、指定された振込先口座の入出金停止措置を取った。住人の話などから、文書は二十五日深夜から二十六日未明までに投入されたとみられる。
■名義人の男性は口座売り無関係
口座名義の男性は、口座売買などで何者かに口座を譲ったとみられ、今回の事件には直接関係ないという。市内三棟のマンションで見つかった文書がいずれも同じ内容であることから、同一人物による犯行の可能性が高いとみて調べている。
文書が見つかったマンションは社員寮などの単身世帯が多かった。文書が見つかったマンションに住む主婦(31)は「封がされていなかったので、すぐにおかしいと思った」と話す。
家賃振込先の変更を告げる同様の文書はほかに多摩地域では、小平市、西東京市の計五棟のマンションなどで見つかっている。また、世田谷区など山の手地区を中心とした二十三区内でも発見されており、警察で注意を呼び掛けている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030705/eve_____sya_____006.shtml