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米国パソコン市場で５月、ノート型の月間売り上げが卓上型（デスクトップ）を初めて上回った。米国でも、「携帯性重視」が強まっている。
米調査会社ＮＰＤグループによると、５月に米国の小売店で販売されたパソコンの売上高のうち、ノート型の占める割合は５４％以上に達したという。００年１月にはノート型の売り上げは全体の２５％以下だったが、急速にノート型の普及が進んでいる。その背景には、無線ＬＡＮの利用が広がり、パソコンを持ち歩く利用者が増えていることがある。
販売台数ベースでも５月はノート型の割合が４割を超え、過去最高に達した。
日本国内では、ノート型の普及が米よりも早く進んでいる。米ハイテク調査会社ＩＤＣによると、日本では出荷金額ベースでは００年から、ノート型が卓上型を上回った。電子情報技術産業協会（本部・東京）によると「日本では、パソコンを置くスペースが狭いことや、手軽に使えるなどの理由で、ノート型がもともと好まれてきた」（広報）という。(07/04 07:24)