2003年07月04日(金) 00時00分
節電器ローン支払い巡り訴訟(朝日新聞・)
大手信販会社と被害者の会会長 「アイディック」(東京、任意整理中)が「電気代が3、4割安くなる」と宣伝して販売した節電器について、割賦販売の契約をした信販会社が購入者にローン支払いを求め、逆に購入者が節電効果がないとしてすでに支払った一部代金の返済を求めて争っている訴訟の口頭弁論が2日、秋田簡裁であった。
争っているのは、節電器問題の「全国被害者の会」会長で、大曲市のレコード店経営の虻川知則さん(51)と、信販大手のジャックス。
虻川さんは01年8月、145万円で同社と7年間の割賦払い契約をした。虻川さんは口頭弁論で「アイディック社が不当な勧誘方法で契約を締結させたことを信販会社は知りうる立場にあったのに放置した管理責任は重大」として、これまで支払った購入代金の返還を求めている。
一方、ジャックス側の準備書面によると、アイディック社と加盟店契約を結んだのは00年8月で、01年から販売方法のクレームがあり、同社に改善を申し入れたが、改善されなかったことから02年1月、加盟店契約を解除した。虻川さんとの契約については「契約締結時はアイディックのオーバートークがあることは知らなかった」とし、「契約は商行為」だとして残りのローン支払いを求めている。
(7/4)
http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=4657
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