2003年07月04日(金) 12時49分
ING Canada、ネットワーク合理化に Linux を導入(japan.internet.com)
金融サービス会社
INGCanada は、広範に及ぶ Web ベース事業アップグレード計画の一環として、オープンソース OS『Linux』を導入する。同 OS を採用する企業が増えているが、同社もその仲間入りしたことになる。同社は、損害保険ではカナダ最大手。
ING Canada は、
IBM (
NYSE:IBM ) と複数年にわたる契約を結んだと発表。Linux を使って、Web サービス関連アプリケーションの合理化を行なうと述べた。
両社の契約には、ING Canada が IBM のソフトウェア開発環境アプリケーション『WebSphere』およびメインフレーム『zSeries』最新機種を導入することも含まれている。ねらいの1つは、カナダ国内の顧客が ING の保険証書の内容をオンラインで参照できるようにすることだ。
ING はここ数年間、企業買収や合併を何件も行ない、営業拠点が60か国に拡がった。しかし、いくつもの異なるプラットフォームやネットワークプロトコルの寄せ集め状態になって、問題化していた。IBM と契約したのは、このような重複したシステムを段階的にアップグレードするためだ。いくつもある Web サービスも Linux を搭載したメインフレームに一本化し、Web アプリケーションの整理統合を進める。
IBM によれば、Linux と zSeries メインフレームの組み合わせが ING の目標達成 —— 市場の変動と顧客需要の増減に応じてネットワーク処理能力を拡大/縮小するスケーラビリティを実現する —— の鍵だという。
最新ITニュースメールの購読申込はこちら
http://japan.internet.com/mail/newsletters.html (japan.internet.com)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030704-00000009-inet-sci