2003年07月03日(木) 18時54分
県個人情報保護条例、浅野知事が改正を表明 不服申し立てが可能に /宮城(毎日新聞)
浅野史郎知事は2日の県議会一般質問で、県個人情報保護条例について「行政が個人情報を不適切に利用していたことがわかった場合、本人が不服を申し立てられる制度の導入を検討する必要がある」と述べた。同条例を改正して、個人情報の利用停止請求権を盛り込むという。
現行条例では、自分の情報が、自らの意思に反して使われたことが分かっても、是正を求めることしかできなかった。利用停止請求権が導入されれば、行政には請求に対して具体的な措置を講じる義務が生じ、請求者がそれに不服な場合は、同条例に基づく不服申し立てができるようになる。
知事はまた、女性医師による、女性を対象にした健康相談を、今年度中に始める考え表明した。県女医会と協力して行うもので、地域の要請に応じて女医を派遣。女性が気軽に相談できるようにする。【野原大輔】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030703-00000005-mai-l04