2003年07月02日(水) 19時54分
長男出生医療事故 両親が日赤を提訴 /山梨(毎日新聞)
河口湖町の山梨赤十字病院で長男が仮死状態で出生し、2年後に死亡したのは担当医が胎児の管理を怠ったためとして、富士吉田市内の両親が1日までに、同病院を運営する東京都港区の「日本赤十字社」を相手取り、総額約6200万円の損害賠償を求める訴えを甲府地裁に起こした。
訴状によると、01年5月に出産予定だった母親は同2月、「胎盤が下がっている」と診断され緊急入院。同3月6日、胎児の心拍数を図る装置の表示が不鮮明だったため、担当医らに連絡したが検査は行われず、「退院してもよい」と告げられた。しかし、同7日、胎児の心拍数がなくなったため帝王切開し、長男は仮死状態で生まれた。同日、長男は転院先の病院で低酸素性虚血性脳症と診断され、今年4月に死亡した。【藤沢宏幸】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030702-00000004-mai-l19