2003年07月02日(水) 23時12分
<窃盗事件>個人情報入ったパソコン盗まれる 群馬・藤岡市(毎日新聞)
群馬県藤岡市の市福祉会館で個人情報の入ったノートパソコン計16台と現金約12万円などが盗まれていたことが、2日分かった。パソコンには、児童扶養手当対象者約500世帯の世帯主の住所、氏名、収入や扶養家族数のほか、市社会福祉協議会主催の結婚相談窓口に訪れた市民延べ約80人の氏名や学歴、収入などが保存されていたという。被害届を受けた県警藤岡署は窃盗事件として捜査している。
同会館には、同市の福祉高齢課や同市社会福祉協議会事務局などがあり、同市によると1日午前5時半ごろ、同館1階トイレの窓ガラスが割られているのを巡回中の警備員が発見した。ノートパソコンのほか、2階にあった金庫がバールのようなものでこじ開けられ、現金が盗まれていた。
パソコンには他に、生活保護を受けている120世帯や在宅介護対象者約500人の住所、年齢などの個人情報も保存されていた。データの一部はパスワード入力などのセキュリティーシステムがないという。市は「非公開の個人情報をパソコンで扱う際は、今後、管理を慎重に行いたい」としている。
【松本時夫、杉本修作】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030703-00000137-mai-soci