2003年07月02日(水) 21時16分
au発の迷惑メールが急増 苦情殺到、停止処分進める(共同通信)
KDDIの「au」の携帯電話から、NTTドコモの携帯電話に迷惑メールが送り付けられたとの苦情が6月以降、急増し、発信元の業者に対しKDDIが200回線以上の通信停止処分を下していることが2日、分かった。
KDDIは既に大量に発信した業者を特定しており、さらに約200回線を処分する方針。このメールは現時点では利用者が受信を完全に拒否することが難しく、KDDIは当面、通信停止処分で対処する。携帯電話から送られるという手口のため、新たな対策作りが求められ、他社にも影響を及ぼしそうだ。
これまでの迷惑メールは、パソコンで大量のアドレスを発生させ、インターネット経由で発信する方法だった。発信元のドメイン名が「ezweb.ne.jp」となって送られてくる今回の迷惑メールは、携帯から直接発信されるのが特徴。
KDDIは携帯メールの送信料金が他社よりも安い上、約30のアドレスに一斉に送信できる点に、出会い系サイト業者やヤミ金融業者が目を付けたとみている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030702-00000170-kyodo-bus_all