2003年07月02日(水) 02時09分
メーカー幹部4人逮捕へ 水道メーター納入談合(共同通信)
東京都への水道メーター納入をめぐるメーカー19社の談合疑惑で、検察当局は1日、公正取引委員会の告発を得て2日に独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、東証1部上場の大手「愛知時計電機」(名古屋市)などの担当幹部計4人を逮捕する方針を固めたもようだ。
併せて各社の本社などを一斉に家宅捜索。ほかのメーカーの担当幹部らについては任意で取り調べを進める。
検察当局は公取委との協議などで、談合を主導したのは愛知時計電機など5社で、事実を否認している各社の担当幹部について逮捕が不可欠と判断したとみられる。
公取委の告発に基づく刑事責任追及は、1999年の防衛庁へのジェット燃料納入をめぐる談合以来、約4年ぶり。水道メーター談合の摘発は97年に次いで2度目。
愛知時計電機のほかに談合を主導していたとみられるのは、「東洋計器」(長野県)「リコーエレメックス」(名古屋市)「高畑精工」(東京)「金門製作所」(同)。(共同通信)
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