2003年07月02日(水) 08時48分
Apacheコードの品質は商用ソフトと同程度(ZDNet)
WebサーバソフトApacheの最近のバージョンのソースコードは、同様の開発段階にあるプロプライエタリな競合製品と同程度の品質を備えているとの調査結果が公表された。
この調査はApacheのバージョン2.1を対象に、コード品質分析会社のReasoningが実施した。それによると、コード1000行当たりの欠陥の平均はApacheが0.53だったのに対し、商用ソフトは0.51だった。
欠陥率が同程度ということは、オープンソースソフトはスタート時はプロプライエタリなソフトと同じくらいの完成度であることを意味するが、オープンソースソフトは最終的にはプロプライエタリなソフトをしのぐ可能性を秘めているとReasoningは指摘する。LinuxやデスクトップスイートのOpenOffice、データベースのMySQLといったオープンソースソフトの採用が広がっていることを考えると、これは重要だ。
Apacheのマーケティング担当ディレクター、トム・フライ氏によると、Reasoningは次に、WebサーバでJavaプログラムを実行するためのApacheモジュールTomcatについての調査を実施する予定。同社はこの結果を約2週間後に発表する計画だとフライ氏は話している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030702-00000020-zdn-sci