2003年07月01日(火) 11時49分
食品安全委員会が発足 担当相に谷垣氏(共同通信)
食の安全に対する国民の関心が高まっていることに対応するため、内閣府に1日、「食品安全委員会」が発足した。農水省も同日付で組織を改革し、消費・安全局を新設。食糧庁は廃止され、52年の歴史に幕を閉じた。厚生労働省も医薬局を医薬食品局、食品保健部を食品安全部とするなど組織を見直した。
食品安全委員会の担当相として、この日の閣議後に谷垣禎一・食品安全等担当相が任命された。
一連の組織改革で、これまでの生産者や流通業者を重視し安定供給の確保を優先した食の行政が、消費者を最重視する方向に大きく転換する体制が整った。
食品安全委は、国会で承認された7人の科学者や有識者で構成。食のリスク評価を専門に担当し、産業育成や違反の予防・取り締まりなどリスク管理は農水省や厚労省などが担当する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000072-kyodo-bus_all