2003年07月01日(火) 18時46分
農薬マニュアル誤記載問題 残留農薬は基準値下回る /岩手(毎日新聞)
農薬マニュアルの誤記載問題で、県は30日、誤った記載に沿って農薬を使用し栽培された農作物について残留農薬分析を実施した結果、いずれも食品衛生法の基準値を下回ったと発表した。
県によると、誤った防除基準に基づいて栽培されたサクランボ(11農家)とブロッコリー(1農家)について残留農薬分析を実施。その結果、サクランボは11件中8件が検出されず、残りの3件も0・04〜0・07ppmにとどまり、いずれも基準値の0・2ppmを下回った。またブロッコリーは検出されなかった。
県は今回の事態を重く見て出荷先に陳謝した。
誤記は、県が発行したマニュアル「03年度県農作物病害虫・雑草防除基準」の38カ所にあった。それに従って農家が栽培した農作物が出荷・販売されたため、一部で回収にあたったほか、出荷前の作物については廃棄処分にした。【橋本勝利】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000007-mai-l03