2003年07月01日(火) 11時55分
2003年上半期、IRCやP2P経由のウイルス感染増大(ZDNet)
ウイルス対策ソフトベンダーSophosは6月30日、2003年上半期のウイルス被害をまとめた報告書を発行した。
同社の報告書によると、上半期に発見された新種のウイルスは前年同期比17.5%増の3855種。上半期に一番猛威を振るったウイルスはBugbear.Bで、6月初旬に発生したウイルスであるにもかかわらず全体の11.6%に達した。次いでMicrosoftのビル・ゲイツ氏からのサポートメールを装ったSobig.Cが2位に入っており、2002年3月に発生したKlez.Hは依然3位にランクインしている。それぞれ全体の9.7%、8.4%の割合を占める。
上半期のウイルスランキングトップ10のうち、8種のウイルスは、電子メール、IRC、ネットワーク共有、P2Pネットワークといった感染経路のうち複数の手段で感染を広げており、ウイルス作者が感染ルートを電子メール以外にも広げている傾向が表れている。
Sophos公表の2003年上半期のウイルストップ10は以下の通り。
1. W32/Bugbear-B 11.6%
2. W32/Sobig-C 9.7%
3. W32/Klez-H 8.4%
4. W32/Sobig-B 5.3%
5. W32/Sobig-A 3.3%
6. W32/Avril-B 3.2%
7. W32/Bugbear-A 2.5%
8. W32/Avril-A 2.3%
8. W32/Fizzer-A 2.3%
10. W32/Yaha-E 1.8%(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000032-zdn-sci