2003年06月30日(月) 00時22分
勧誘電話拒否登録サイトにアクセス殺到(japan.internet.com)
低金利の住宅ローンからクレジットカード勧誘に至るまで、さまざまな電話セールスが夕食時をねらって殺到する。腹立ち紛れに乱暴に電話を切ったり、感情的な言葉を投げつけたりしかねないが、そうした不愉快を回避できる新しい道ができた。
それは、米政府が27日、
米連邦取引委員会 (FTC) および
米連邦通信委員会 (FCC) と連携して開設した、『
DONOTCALL.GOV 』サイト。勧誘電話拒否リスト『
Do-Not-Call 』への登録が容易になった。『電話利用者保護法』の適用を拡大し、消費者保護を強化する動きだ。
しかし、この記事の締切時点では、DONOTCALL.GOV サイトのサーバー負荷バランス機能に問題があり、多数の登録が未処理になっている様子が見える。
FTC の広報担当者は、次のように語った。「大勢の人がオンラインで登録しようとしている。問題があるのは承知だ。しかし、(アクセスに時間がかかっていても) サイトは機能している。利用者には辛抱をお願いしたい。8月31日までは、いつ登録しても効力が出るのは10月1日で同じだ。登録日から効力開始日までは時間がかかる」。[訳者注:9月1以降に登録すると、効力が出るのは登録日から3か月後。]
DONOTCALL.GOV サイトが開設されたのは、27日の午前8時30分。FTC の広報担当者によると、電話およびオンラインでの Do-Not-Call リストへの登録件数は、午前10時30分に25万件、正午には37万件に達しているという。
「大量の登録が殺到した。非常に多くの人がみんな同時に登録しようとしたわけだ。我々が予想していたより遙かに多くのトラフィックがある。渋滞状態を緩和するため、サーバーを追加している」と FTC の広報担当者。そして、次のようにも述べた。
「登録受付を確認するメールの処理が遅れているが、数時間以内に送信されるはずだ」
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