2003年06月30日(月) 22時55分
被害世帯に医療手帳 茨城県神栖町の毒ガス被害(共同通信)
茨城県神栖町の住民が旧日本軍の毒ガス成分によるとみられる健康被害を訴えている問題で、医療費支援のための医療手帳交付が30日始まり、水質基準の450倍のヒ素を検出した井戸水を飲んでいた10世帯29人が即日交付を受けた。
また、この井戸水以外の井戸を使っていた8世帯16人も手続きを取った。採取した毛髪やつめから有機ヒ素化合物が検出されれば手帳が交付される。
また、医師らで構成される茨城県の専門委員会は、水質基準の450倍のヒ素が出た井戸とは別の井戸を使っていた44人について健康診断し、対象井戸すべてを定期的に調査することを決めた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030630-00000236-kyodo-soci