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また贈賄などの罪で、歯科医師、阿比留隆仁(46)と会社役員、長谷川昭雄(52)の両容疑者ら4人を起訴した。
上田被告は、納税者のデータを管理する「国税総合管理(KSK)システム」を悪用して3年近くデータ改ざんを続けており、国税当局は再発防止を迫られそうだ。
起訴状によると、上田被告は芝税務署(東京都港区)に勤務していた2000年9月から今年5月にかけて、署内のKSK端末に虚偽のデータを入力し、阿比留被告らの医療法人や会社が納付すべき源泉所得税計1833万円が納付されたように偽装。4人から計696万円のわいろを受け取った。
上田被告は、毎月のようにデータを改ざんし、その度に納付を偽装した税額の4−5割を受け取っていた。芝税務署の端末では管内のデータしか処理できないが、神奈川県の会社については、管内に支店を開設したようにでっち上げてデータを改ざんしていた。
上田被告は飲食、遊興費などで多額の借金を抱えており、わいろの大半を返済に充てていた。この借金をめぐって、知人に金融業者がいる阿比留被告らと知り合ったという。
上田被告は「源泉所得税を徴収する」とうそを言い、港区内の別の会社役員から現金約385万円をだまし取ったとして詐欺罪でも30日起訴されたが、この際にも、発覚を防ぐため虚偽のデータをシステムに入力していた。