2003年06月28日(土) 20時17分
<電話セールス>ブッシュ大統領、拒否名簿を全米で作成 罰金も(毎日新聞)
【ワシントン竹川正記】ブッシュ米大統領は27日、ホワイトハウスでの会見で、「迷惑な電話セールスを防ぎ、米市民が個人や家族の貴重な時間を存分に過ごせるよう手助けする」と述べ、「電話セールス撃退作戦」を始めると発表した。電話による商品やサービスのセールス・勧誘を受けたくない人に米連邦取引委員会(FTC)が作成する名簿に登録してもらい、業者が登録した人に電話セールスをした場合には、最高1万1000ドル(約132万円)の罰金が課せられる。
一部の州で独自に同様の防止策を採用しているが、全米での実施は初めて。効果があれば、日本も含め世界的に波及する可能性も出てきそうだ。
「電話セールス拒否」の名簿に登録を希望する人は、FTCが指定した電話番号か、インターネットを通じて無料で登録ができる。FTCによると、ネット上ではすでに毎秒1000件ペースでセールス拒否名簿への登録希望が寄せられているという。撃退作戦の実施は10月から。FTCから通知を受けた業者は3カ月以内にセールスリストからFTCの名簿に載った人の家庭やオフィスの固定電話や携帯電話の番号を削除することが義務づけられる。
ブッシュ大統領は「夕食の団らんをしている時や、親が子供に本を読み聞かせている最中に、最も不快なのが突然見ず知らずの人間からかかってくるセールス電話だ」と指摘。市民にFTC名簿への登録を呼びかけた。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030629-00000033-mai-int