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2003年06月28日(土) 13時03分

スパムとウイルスの関係は本物かZDNet

 スパム業者は自社のジャンクメールの送信元を隠す目的でウイルスを撒き散らしていると、電子メールセキュリティ企業の米MessageLabsが指摘している。

 同社は顧客のもとに送られるメールからスパムとウイルスを遮断するサーバを運営しているが、そのデータを分析したところ、大量送信されるジャンクメールは、過去にウイルス付きのメールを送信したことのあるコンピュータのアドレスから来たものが増えていることが分かったという。

 MessageLabsの上級スパム対策テクノロジスト、マット・サージェント氏は「これには大きな相関関係がある。約3万台のマシンが、オープンプロキシソフトを備えるとともにウイルスの送信元となっている」と指摘する。

 オープンプロキシはオープンリレーとも呼ばれ、電子メールやネットワークデータを転送し、トラフィックの発信元特定の手がかりとなる元のアドレス情報を消し去ることができる。この3万台のコンピュータは、MessageLabsがスパムメール発信元として登録しているオープンリレー総数のうち14%を占めている。

 これに対して、セキュリティソフト企業Network Associatesの上級ウイルス対策エンジニア、クレイグ・シュムガー(Craig Schmugar)氏は、オープンリレーとウイルスの関係を示す根拠は薄いとの見方だ。

 「スパムリレーとウイルスリレーを関連付けるというのは興味深いデータではある。しかし、これらのマシンが感染していることを立証するのは困難だ」と同氏は話している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030628-00000016-zdn-sci

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