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2003年06月27日(金) 22時20分
医療過誤：「湯たんぽが死亡原因」病院に賠償命令 東京地裁（毎日新聞）「夫が死亡したのは、足に病院が置いた湯たんぽで、やけどを負い感染症にかかったため」として、東京都内の遺族が、「立花クリニック」（東京都墨田区）を経営する医療法人「慈晟会」（同）に約４０００万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は２７日、２５５０万円の支払いを命じた。前田順司裁判長は「やけどを負わせないようにする注意義務に違反した」と指摘した。 判決によると、男性（当時５６歳）は９８年１０月、同クリニックで人工透析中、看護師らが足元に置いた湯たんぽで低温やけどになった。このやけどが原因でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌（ＭＲＳＡ）に感染し、同１１月に敗血症で死亡した。 病院側は「他の病院でＭＲＳＡに感染した」と反論したが、判決は「感染はやけどに端を発したもので、どこで感染しても病院は責任を免れない」と判断した。【小林直】 ［毎日新聞６月２７日］ ( 2003-06-27-22:20 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030628k0000m040142000c.html |