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2003年06月27日(金) 21時11分
新ウイルスに警告 安易なパスワードのPCに侵入(朝日新聞)コンピューターウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロ(本社・東京都渋谷区)は27日、安易なパスワードを設定したパソコンに侵入して不正な活動をするウイルス「スパイボット」の被害報告が国内で増え、スパイポッドの感染を媒介するウイルス「ムム」が世界で流行の兆しを見せているとして、注意を促す警告を出した。危険度は5段階のうち、中程度の「3」レベル。 同社のソフトを利用したリアルタイム集計では、6月2日から27日午後9時までの総計で、世界で約8万7000台、このうち最も多い日本国内では約4万8000台のコンピューターが、スパイボットに感染しているという。 同社によると、スパイボットは、インターネットやLANに接続したウィンドウズ搭載パソコンに侵入を試みる。ムムはネットワーク内でのドライブ共有を利用して増殖し、感染したパソコンにスパイボットをインストールする。 ウィンドウズに「アドミニストレーター(管理者)」権限でログインする際、パスワードを空欄にしたり、「123」「000」など簡単な数値を入力していると、感染する危険度が高まるという。 スパイボットには、キー入力やマウス操作を記録したり、不正なユーザーアカウントを作成したりする機能がある。この結果、外部のハッカーがパスワードを盗んだりしてパソコンに侵入する危険性が生じる。 感染した場合は、ウイルス対策ソフトで検出したファイルや不正アカウントをすべて削除し、書き換えられたウィンドウズの設定情報を修正しなければならない。ウィンドウズ修復用のツールは、同社のホームページ(http://www.trendmicro.co.jp)から無料でダウンロードできる。(06/27 21:10) |