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2003年06月27日(金) 00時00分
医療ミス繰り返す医師に“メス” 免許取り消し適用へ対策室 (東京新聞)民事裁判で医療ミスを認定された医師や、医療ミスを繰り返す「リピーター医師」の免許取り消しなどの行政処分の在り方を検討するため、厚生労働省は「医師資質向上対策室」(仮称)を新設する。同省には三十人以上の医師の処分を求める要望書が提出されており、リピーター医師らの処分について、年内にも医道審議会に初諮問する方針。医師免許の取り消しや医業停止などの行政処分は従来、刑事事件で罰金刑以上が確定するか、診療報酬の不正請求があった医師に限られ、民事裁判で医療ミスを認定されても処分対象にはならなかった。しかし、「医療ミスを賠償金で解決し、さらにミスを繰り返す医師を放置しておくのは納得できない」との医療ミス被害者らの声を受け、厚労省は昨年末、刑事事件にならなかった医療ミスでも「医療水準に照らして明白な注意義務違反が認められる場合」は処分対象にすることにした。 ただ、「明白な注意義務違反」をどのように確認するかといった課題もあり、新設される対策室では木村光江・東京都立大教授(刑法)に判断基準や運用の研究を依頼する。 対策室の設置は七月一日付。医政局の職員ら五人程度のスタッフで発足し、都道府県や政令市などに置かれる「医療安全支援センター」を通じた医療事故情報の収集方法なども検討する。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20030627/mng_____sei_____003.shtml |