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2003年06月26日(木) 20時05分
ローソン、５６万人の顧客情報流出 信用情報は含まれず（朝日新聞）コンビニエンスストア大手のローソン（本社・東京、新浪剛史社長）は２６日、同社と関連会社ローソン・シーエス・カード（ＬＣＳ）が発行している「ローソンパス会員カード」の約５６万人分の顧客情報が社外に流出した、と発表した。流出したのは会員の「氏名・住所・性別・生年月日・電話番号」などの個人情報で、別に管理している口座番号や購買履歴などの信用情報は流出していないとしている。同社は同パスの会員全員に商品券５００円分とおわび状を送る。 同パスはローソン店舗での買い物に特典や特別割引などがある制度で、昨年８月１日からサービスを始めた。会員数は現在約１１５万人。流出したのは昨年８月１７日時点の会員分という。 同社広報によると、３人の会員から今月、「ローソンパスにだけ登録している住所に不審なダイレクトメールが届いた」との問い合わせが相次いだのが発覚のきっかけ。送り主の都内のシステム会社に事情を聴いたところ、都内の名簿業者から昨年、会員名簿を購入したことが判明した。しかし、名簿業者は幽霊会社と見られ、存在は確認できていないという。 会員情報の管理は社外委託しているが、アクセスできるのは社内外の約２０人に限られ、同社は関係者の事情聴取などを進めている。 同社は「不要なダイレクトメールが送られて来るという不快感やご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。今後、同様の事態が起こらぬよう、セキュリティー対策を徹底的に見直します」と話している。 (06/26 20:05) |