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2003年06月25日(水) 23時01分
＜白装束集団＞パナウェーブ研究所、１０年で２２億円寄付集め（毎日新聞）白装束集団「パナウェーブ研究所」が所属する宗教団体「千乃（ちの）正法」が、９１年２月〜０２年１２月に会員約１２００人から総額約２２億円の寄付金を集めていたことが警視庁公安部と調布署などの調べで分かった。押収したパソコンのデータ分析で判明した。キャラバンの運営や白布などの購入に充てていたほか、一部は関連の出版や健康食品会社にも流れており、同部は税務上の問題が見つかれば税務当局に課税通報する方針。調べでは、寄付額は１回約５０００〜１０万円で、定期的に集める寄付のほかに、山梨県大泉村のドーム型施設建設などの「プロジェクト」名目で随時集めていた。寄付金の総額が約８０００万円に上る人もいた。海外からの入金も約７２００万円あった。 千乃正法の資金管理の銀行口座は４口座見つかり、現在の残高は計約４５００万円だった。また、最近１年間に計約３億５０００万円が支出され、キャラバンに約１億１０００万円、白布などの資材購入に約５０００万円、アゴヒゲアザラシの捕獲騒動を起こした「タマちゃんのことを想う会」へ約１０００万円が支払われていた。 会員数は、押収した資料で５１００人分の機関紙購読者名簿があったが、関係者の供述から現在は約１０００人とみられるという。【西脇真一】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000106-mai-soci |