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2003年06月25日(水) 21時11分

<ADSL>勧誘表示で誤解招く 協会に適正化要請 公取委毎日新聞

 「今なら無料!」「他社より安い」など、インターネット接続業者(プロバイダー)がブロードバンドのADSL回線利用を勧めるチラシやCMに誤解を招く表示が多いとして、公正取引委員会は25日、日本インターネットプロバイダー協会(東京都、会員約170社)に会員への指導や表示の適正化を要請した。

 ブロードバンド接続は、業者が街角で接続モデムを無料で配布するなど、利用者獲得競争が激化している。国民生活センターによると、プロバイダーに対する苦情相談は、00年度の1826件から02年度は6312件と急増している。

 公取委は昨年末から折り込みチラシやCM、雑誌、ホームページを分析した。(1)「12月31日まで初期登録料が無料」とあるのに、販売当初から無料だったり、キャンペーン期間は何度も延長され、実際に適用する予定もない可能性がある(2)「12Mの高速環境が実現」という表記は常に高速と誤解させかねず、「通信設備の状況などにより速度が低下する」との注意書きは別のホームページに掲載していた——など、問題のある広告が多数見つかったという。

 他社の年額を12カ月分で表示しながら、自社だけは3カ月無料期間を除いた9カ月分の額を載せていたり、自社より高い社だけを掲載したりしている比較広告もあった。【神戸金史】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000061-mai-soci

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