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2003年06月25日(水) 06時31分
浄水器の販売激化 ヒ素問題に揺れる宇土市走潟地区(熊本日日新聞)
「直接のセールスやチラシも含め四、五社が売り込みに来た。本当に効果があるのか確認できないので不安」と同地区に住む主婦(43)。 同問題が表面化したのは今月四日。直後、市はこの小学校に浄水器を試験的に設置し、さらに一般家庭の井戸水の水質検査や浄水器取り付けへの補助を決めたが、そのころから売り込みが増えたという。 市の係長の名前を持ち出し「市役所推薦」と思い込ませたり、別の業者は「小学校に浄水器を取りつけた」と嘘をついていた。またヒ素が除去できない浄水器の売り込み例もあった。 市が二十三日夜から始めた地区説明会でも「どの浄水器を選んでいいのか分からない」などの意見が相次いだ。このため、市は補助対象となる浄水器の情報提供を決定。業者の協力を得て浄水器の性能も確認したいとしている。 市の緊急調査では、同地区の井戸七本のうち基準を超えるヒ素が検出されたのは一本。市環境課は「すべての井戸が飲用不適というわけではない。慎重に対応してほしい」と話している。 市の説明会は来月二日まで八カ所で開く。市は井戸水の水質調査に対して千円を負担。基準を超えるヒ素が検出された場合に限って浄水器の取り付け費用五万円を補助する。いずれも上水道、簡易水道の未整備地区が対象。 県内では同市のほか、鹿本郡鹿央町、菊鹿町、下益城郡松橋町、富合町、熊本市の一部の井戸水からも基準を超えるヒ素が検出されている。県消費生活センターでは「情報収集して性能や価格など十分に検討してほしい」と注意を呼びかけている。 http://kumanichi.com/news/local/main/200306/20030625000057.htm |