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2003年06月25日(水) 00時00分
無免許でヨガ医療 オウム 医師法違反疑い、３人逮捕 （東京新聞）オウム真理教（アーレフに改称）の信者がインターネットの出会い系サイトで知り合った男性を教団に勧誘した上、医師免許がないのにヨガを利用した治療行為をしたとして、愛知県警公安一課と中署は二十五日、医師法違反（非医師の医業禁止）の疑いで、埼玉県八潮市大瀬、元医師平田雅之容疑者（４８）ら出家信者三人を逮捕し、治療行為の舞台となった名古屋市中区の教団名古屋支部など四カ所を家宅捜索した。県警は新たな信者獲得のため、教団が組織的に行っていたとみて捜査を進める。 ■「出会い系」で勧誘 調べでは、三容疑者は昨年五月六日から十日までの間に教団名古屋支部で、勧誘した名古屋市在住の男子専門学校生に「アトピーに効く」と言い聞かせ、食塩水二リットルを飲ませた上で吐かせ、さらに湯二リットルを飲ませるという行為を五回にわたって施した疑い。 県警によると、石原容疑者はインターネットの出会い系サイトを使って男子学生と知り合った。「ヨガが好き」と言って自分がオウム信者であることを隠し、名古屋市中村区にあった教団ヨガ道場に一緒に通わせた。学生がアトピーに悩んでいることを聞き出した後、「ヨガで治る」と言って教団名古屋支部へ誘い込んだ。 支部では、平田容疑者が「元医者の私が付いているから大丈夫」と安心させ、高橋容疑者が先生役となり、学生に「治療」を施したという。 施した行為は、実際に「浄化法」と呼ばれて実際にヨガにある行為だが、県警によると、肺水腫を招く危険性などがあり、国内の一般のヨガ道場では行われていないという。 平田容疑者は元医師で、一九九〇年ごろには教団の経営するオウム真理教医院院長を務め、当時から「浄化法」を信者に勧めて教団発行の本でも宣伝していた。九五年三月、山梨県上九一色村の教団施設内で信者を監禁したなどとして逮捕され、懲役三年、執行猶予五年の有罪判決を受けた。判決後も教団内にとどまり、九八年に医師免許を取り消されていた。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030625/eve_____sya_____002.shtml |