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2003年06月24日(火) 00時00分
阿蘇の不法投棄やまず 家電製品・下水汚泥（朝日新聞・）阿蘇地域で廃棄物の不法投棄が後を絶たない。県は昨年度、県内で計４９００万円かけて撤去したが、うち約２３００万円は阿蘇地域で使っている。家電製品の投棄も後を絶たず、高森町の山中に大分市の産廃業者が１０トントラック２千台を超す下水道の汚泥を捨てたケースもあった。２３日に阿蘇町であった「阿蘇地域不法投棄対策連絡協議会」総会で発表された。それによると、昨年１１月から今年２月までに、郡内８町村で投棄量の多い２７カ所を撤去した。最も量が多かったのは阿蘇町と蘇陽町の約１５０立方メートル。４トントラック３０台分相当で、林道や国道の旧道わきの林にベッドや家電製品、布団、衣類、ペットボトルなどが捨ててあった。 小国町ではナンバープレートがついてない乗用車３台、長陽村ではテレビや冷蔵庫、洗濯機など家電製品ばかり３０立方メートルが捨てられていた。家電リサイクル法が施行された０１年以降に捨てたと見られる物もあった。 高森町の汚泥投棄では、業者が重機を使って推定２万１千立方メートルの下水道の汚泥を埋め、上から土をかぶせ牧草を植える「偽装」をしていた。 阿蘇保健所によると、郡内での不法投棄は０１年現在で約２００カ所見つかっており、現在も約１００カ所あるという。町村で監視員を置くなど監視態勢を強化しているが、今年も新たに７カ所見つかっている。 県阿蘇地域振興局は「阿蘇は九州の河川や地下水の重要な源流。住民と協力して環境保全の輪を広げ、阿蘇の自然を守っていきたい」と話す。 |
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