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2003年06月24日(火) 08時03分
ADSLや携帯の広告基準策定へ 通信速度などに苦情(朝日新聞)総務省と通信業界は、ADSL(非対称デジタル加入者線)や携帯電話の販売にかかわる広告表示について、今年度中に自主基準を作ることで合意した。無料通話や通信速度の表示をめぐって、消費者から「広告内容と異なる」という苦情が多く、行政が主導する形で業界に改善を求めた。 総務省は問題広告の具体的な事例として(1)広告でうたわれているADSLの通信速度は電話局からの距離によって変わるにもかかわらず、説明が不足している(2)IP(インターネット・プロトコル)電話の通話料金は片方が一般の加入回線のときは有料なのに「通話料金は無料」のイメージが先行して誤解を与えている(3)携帯電話の「一定期間無料」サービスも、基本料金はとっている——などをあげている。 ADSLや携帯電話は業界が売り込みに力を入れる「目玉商品」。過剰になりがちな広告を改めるために、(1)については、距離と速度の関連が一目でわかるようにグラフ化したものを説明に加えるなどの広告基準を検討している。また、通話料金などが「最も安い」との表現を使う場合は、客観的な事実に基づく場合に限るなどの基準も検討している。 総務省は電気通信事業者協会など通信関連の業界団体と検討グループを近く立ち上げ、今年度中にも広告の適正基準を策定して公表する。 (06/24 08:03) |