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2003年06月24日(火) 11時20分
出会い系サイト被害の少年少女、前年の2倍超(読売新聞)内閣府が24日発表した「青少年の現状と施策」(青少年白書)によると、2002年に携帯電話などを通じて見知らぬ男女が知り合う「出会い系サイト」を利用して犯罪の被害に遭った少年少女(20歳未満)が1317人となり、前年の2・2倍にもはね上がった。IT(情報技術)時代の進展に伴い、青少年を巻き込むインターネット犯罪の深刻さが浮き彫りになった。 白書によると、出会い系サイトの被害の具体例については、少年少女が買春をさせられたケースなど、児童買春・児童ポルノ法違反事件の被害者が740人と半数以上を占めた。殺人や婦女暴行など凶悪犯罪の被害者も42人を数え、統計を取り始めた2000年の7倍に達した。 一方、2001年度に全国の児童相談所に寄せられた18歳未満の児童虐待に関する相談件数は2万3274件で、統計を取り始めた1990年度以降最高を記録した。 虐待の内容は身体的虐待が46・5%で最も多く、保護の怠慢・拒否(37・8%)、心理的虐待(12・3%)、性的虐待(3・3%)が続いた。 教育評論家の尾木直樹氏は、「出会い系サイトは、少女の側から男性に誘いをかけるケースが圧倒的に多い。性の商品化を容認する少女たちのモラル低下も深刻だが、それにつけ込んで商売をしようという大人たちのあり方が厳しく問われている」と語っている。(読売新聞) |