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2003年06月22日(日) 19時50分

自爆テロ首謀?のハマス幹部、イスラエル軍が殺害読売新聞

 【エルサレム=当間敏雄】イスラエル軍特殊部隊は21日夜、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ヘブロンでイスラム原理主義組織ハマス軍事部門の地元幹部を射殺した。

 パレスチナ側は新たな「暗殺作戦」と反発しており、一層の情勢悪化も懸念されるが、イスラエルはあくまでハマス壊滅を目指す構えだ。

 射殺されたのはヘブロン地区のハマス軍事部門司令官、アブドラ・カワスメ幹部。17人が犠牲となった今月11日のエルサレムでの自爆テロなど多数の事件の首謀者とされ、イスラエル軍が最重要容疑者として追跡していた。

 イスラエル側情報によると、軍特殊部隊はヘブロンのモスク(イスラム教礼拝所)近くでカワスメ幹部を急襲し、当初、拘束を試みたものの幹部が銃を出して逃走を図ったため射殺したという。

 イスラエルは米国の要請を受け、ハマス幹部の「暗殺作戦」を自制してはいるが、テロ計画を持つ過激派を「時限爆弾」と呼んで、差し迫ったテロを阻止するために彼らを「迎撃」することは例外と主張している。治安当局は「カワスメは時限爆弾の典型」と作戦を正当化した。

 これに対し、ハマス最高幹部ランティシ師は報復テロを予告。自治政府のアベドラボ内閣相も「イスラエルが暗殺作戦を続けている新たな証拠」と批判した。だが、イスラエルはもともとハマスとの「停戦」には懐疑的で、照準は既にハマス壊滅に合わせている。米国もハマスを「平和の敵」と糾弾、断固とした措置を取るよう求めており、ハマスとの武力対決を拒むアッバス首相は一層苦しい立場に追い込まれている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030622id21.htm

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