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2003年06月22日(日) 19時34分
医療ミス:まぶたに歯を入れたまま縫合 衝突事故の女性患者に(毎日新聞)北九州市立夜間・休日急患センター(沖勉所長、小倉北区馬借)で1月、自転車同士の衝突事故でまぶたをけがした同区内の女性(19)の傷口を処置した際、男性外科医が相手の歯の破片を除去しないまま縫合していたことが分かった。センターは事実関係を認め「解決金」を支払う意向。 センターは、市医師会所属の医師が交代で当直。当日は70代の開業医だった。センターによると、女性は1月20日夜、同区井堀で高校生の自転車と衝突し左まぶたを切ったため、受診した。翌日、民間の形成外科医院で再縫合した際に、傷口から長さ数ミリの歯の破片数個が見つかった。 また受診の際、当直外科医は形成外科への転送を提案した看護師に「信用できないのか」と言ったり、傷跡を心配した女性に「心掛け次第」と言ったりしたという。 女性の家族からの抗議で、市は「医療事故調査会」を設置。外科医らから事情を聴いたうえで、今月20日に沖所長らが女性宅を訪れ謝罪した。また3万円の「解決金」支払いを提示したが、女性側は「現在も通院しており不満がある」と応じなかったという。 野口博喜センター事務局長は「当直医は歯が入るような事故と知らずに処置した。現時点でミスとは即断していないが、患者の接し方などに問題があった。おわびするとともに誠意をもって話し合いたい」としている。 [毎日新聞6月22日] ( 2003-06-22-19:34 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030623k0000m040046000c.html |