悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年06月20日(金) 21時54分
未承認薬点検調査 天草の1業者、過酸化水素水を使用−−県水産振興課 /熊本(毎日新聞)◇安全性影響なし県水産振興課は19日、県内の水産業者242業者に対して行った未承認医薬品点検調査の結果を公表した。01年以降で天草の1養殖業者がブリやカンパチに過酸化水素水を使用していた。 トラフグ業者へのホルマリン使用などが問題となる中、水産庁の依頼を受け県が5月中旬から6月中旬にかけて実施した。天草の業者は01〜03年にかけ、寄生虫駆除のためブリとハマチ計12万2000匹に使用した。 現在、水産用の未承認医薬品は水産庁長官通達で代替薬がない場合に卵や稚魚に限って使用が認められているが、今回は成魚に使われていた。すでに四国などに出荷されているが、承認薬の中に過酸化水素水を含む薬品もあり、食品の安全性には影響がないという。 また、阿蘇郡のヤマメ養殖の3業者と天草郡のトラフグ稚魚生産の2業者が、卵の防カビ対策などで未承認薬を使っていたことも分かった。卵への使用は通達で認められているが、7月に施行される改正薬事法で全面禁止されるため、使用しないよう指導を徹底する。【山田宏太郎】(毎日新聞) |