悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年06月20日(金) 21時56分
カンパチなどに、未承認薬品を使用−−県が発表 /鹿児島(毎日新聞)県は19日、県内のカンパチとトラフグの養殖業者の中に、水産用医薬品として未承認の薬品を使っている業者がいたことが判明したと発表した。薬品は食品添加用過酸化水素水(濃度35%)で、稚魚や未成魚の寄生虫駆除用に使用していたが、同じ過酸化水素水の承認薬(濃度30%)もあることから、県は「安全性には全く問題ない」としている。県によると、養殖トラフグのホルマリン使用問題や、薬事法の改正(7月30日施行)を受けて、水産庁が養殖魚の医薬品調査を各県に指示していた。県が5月から調べたところ、カンパチは約半数の業者が、トラフグも昨年まで約半数(今年はゼロ)の業者が、それぞれ食品添加用の過酸化水素水を使っていた。 実際に使用する際は、承認薬と同じ濃度に調整して使っており、薬品が魚の体内に残ることもないという。承認薬に比べて、値段が半額以下のため使っていたらしい。県水産振興課は「現在は国の通達として使用できないが、薬事法が改正されると法的にも禁止される。周知と指導を徹底したい」と話している。(毎日新聞) |