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2003年06月20日(金) 00時00分
架空の借金 電報で督促 八王子・町田……（朝日新聞・）覚えのない債務を指摘する電報が届き、現金の振り込みを要求された──こんな相談が八王子市消費者センターに相次ぎ、１９日午後４時までに、市役所の市民相談と合わせ、２１７件に達した。町田、多摩、青梅の各市でも同様の相談が寄せられているという。センターは「支払う必要はないし、連絡もしないで」と呼びかけている。電報の文面は主に２通り。「債務未払金発生により、不良債権が発生しております」と伝え、業者名や担当者名、電話番号を記して連絡を求めている。「連絡がない場合、強制執行開始となります」か、「詳しい事情は文面ではお伝えできないので、至急ご連絡ください」との文言が続く。 電話をかけると男性が出て、「債権者に頼まれて回収している」と説明し、銀行口座への振り込みを求める。金額は２０万〜９０万円ぐらいという。 センターのまとめでは、電報のあて先は３０代から８０代の男性で、市全域にわたる。センターは「突然の電報に驚き、文面を見て怖くなるかも知れないが、覚えがなければ一切支払い義務はない」と指導している。 国民生活センターの調査では、電報による債権取り立ては今年に入り全国的に急増。電話して個人情報を聞き出されると、さらに請求される可能性もあり、「無視することが肝心」という。 |
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