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2003年06月19日(木) 00時00分
ヤミ金融相談対応マニュアル作成へ(朝日新聞・)増え続けるヤミ金融の被害者に的確なアドバイスができるように、県はヤミ金融相談対応マニュアルの作成に乗り出した。18日の県ヤミ金融被害防止対策会議の第2回会合でマニュアル案が示され、弁護士や警察官ら専門家が検討した。7月上旬までに作成し、市町村の相談窓口などに配布する予定。ヤミ金融被害の相談件数は増え続けている。県消費生活センターによると、01年度上半期の19件から急増し、02年度下半期には516件に。今年4月だけで約180件の相談があった。「お金を完済したが、更に支払うよう請求される」という相談が多いという。 マニュアルを作成して配布することでヤミ金融の相談ネットワークを作るのが目的。具体的な解決策をできるだけ盛り込んで、被害者の問題解決を円滑にするという。 マニュアル案では、ヤミ金融の手口などを紹介する。広告のキャッチコピーは「らくらく・簡単」「即日融資」など。貸付金額は3〜5万円で、期間は10日〜2週間。貸付時に親や親類の連絡先を聞く−−といった手口などの特徴を例示。チラシに携帯電話の番号しか書かない「090金融」、勝手に消費者の銀行口座に現金を振り込み、高金利の利息を請求する「押し貸し」、クレジットカードで商品を買わせ、それを定価以下で買い取る「買取(かいとり)屋」などの例を挙げた。 相談者への対応については「元々違法な契約であり、脅迫による取り立ては明確な犯罪行為」と基本的な考え方を示し、的確な対応ができるように、具体的な助言や指導例を見やすいようにまとめた=表参照。さらに、県や県警への相談窓口の連絡先をまとめた。 ■■相談に対する助言・指導の例(案、一部抜粋)■■ 相談項目 助言・指導例 高金利 出資法の上限金利(年率29.2%)を超えた暴利。 ヤミ金融業者の要求に応じて支払った場合、それ以上支 払いをする必要はない。 押し貸し 振り込まれた金は速やかに返金する。 預金口座を廃止する。 架空請求 無視する。 取り立て 基本的に無視する。電話の場合は電話番号を変更。ナンバー ディスプレイ機能を使い非通知電話に出ない。 職場にかかってくる場合は上司に話し、着信拒否設定を してもらう。 |
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