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2003年06月19日(木) 21時27分
ヤミ金融特別相談、6時間で52件 執ような請求に悲鳴 /山口(毎日新聞)◇返済拒否アドバイス県が16日実施した「ヤミ金融特別相談室」に、約6時間で52件の相談が寄せられた。「完済したのに本人や家族に脅しがくる」と執ような請求の実態が改めて浮かび上がり、県民生活課は「ヤミ金融自体が犯罪行為。余計な金は払わず、無視するのが一番」と注意を呼びかけている。 5月に「ヤミ金融被害防止対策会議」を設置し、初めて相談室を開いた。県内の弁護士や連合山口、県警などから常時7人が応対。電話41件、面談11件で、2台の電話は途切れることがなかったという。 最も多かった相談は「取り立て」18件。次いで「架空請求」9件▽「返済・債務整理」8件▽「押し貸し」6件など。40〜60代の会社員や自営業者が多かった。 携帯電話で貸し付ける「090金融」にまつわる典型的な相談は「2万5000円借り、4万円支払ったのに、まだ返済請求の電話がかかってくる。支払わないと自宅に行くと言われ、恐ろしい」。 これには、返済を拒否して口座を解約することをアドバイス。電話番号変更や迷惑電話防止のサービスの利用を提案した。自宅に押しかけてきた場合、110番通報が有効という。 他にも「『孫への連絡先を教えてくれ』と、はがきが来て困る」「弁護士に依頼し、すべて整理したのにいまだにDMや電報が来る」などがあった。 対策会議は、8月までに岩国市、下関市、周南市などで5回の相談室を開く。【佐藤丈一】(毎日新聞) |